GettingStarted
このページではHaxeFlixelのインストール手順をまとめています。Windows版での手順をまとめていますが、Mac版も手順はほぼ同じです。
(2016.4.23追記) Mac環境の場合、El CapitanからSIPというセキュリティシステムが導入されたため、 インストールがうまくいきません(/usr/lib/haxelib へのインストールができなくなる)。 そのためSIPを無効にするか、Users/ユーザ名/Library に強引にインストールするなどの工夫が必要です。 SIPを無効にする場合には以下のリンクが参考になります
→OS X 10.11 El CapitanのSystem Integrity Protection(SIP)についてちょっと詳しく
(2016.10.1追記) OpenFL / Limeの最新バージョン (4.2.0 / 3.2.0) が HaxeFlixelの現バージョン(4.1.1)では動作しません。 そのため、OpenFLは 3.6.1、Lime は 2.9.1 を使う必要があります。 > haxelib install openfl 3.6.1 # <-- openfl 3.6.1 をインストール > haxelib install lime 2.9.1 # <-- lime 2.9.1 をインストール
Haxeのインストール
ここから「Windows Installer」をクリックしてダウンロードします。 (Macの場合は「OSX Installer」)
インストーラーの実行
ダウンロードした「haxe-#.#.#-win.exe」をダブルクリックで実行します。
Next > Next > Install > Finish でインストール完了です。
コマンドプロンプトの起動
スタートメニューから すべてのプログラム > アクセサリ > コマンドプロンプト でコマンドプロンプトを起動します。(Macの場合はターミナル)
Haxeに関連するツールは、ここからコマンドを入力することでインストールすることができます。
Limeのインストール
LimeとはHaxeをクロスプラットフォームにビルドするためのツールです。
インストールにはコマンドプロンプトから、
haxelib install lime
と入力します。 様々な環境へビルドするためのツールなので、結構なダウンロードデータ量があります。なのでしばらく待ちます。
Doneと表示されて、終わったら
haxelib list
と入力します。
lime: [#.#.#]
と表示されていればインストールされています。 このlist表示は現在インストールされているツールを確認するのに便利です。
確認ができたところで、
haxelib run lime setup
と入力します。
するとLimeの関連ツール(lime-tools / hxcpp など)がインストールされます。
Doneと表示されたら、Limeのインストールは完了です。
OpenFLのインストール
OpenFLとはマルチプラットフォームで動作するマルチメディア処理のためのライブラリです。 以下のコマンドを入力します
lime install openfl
OpenFLとそれに関連するツールが自動でインストールされます。
HaxeFlixelのインストール
最後にHaxeFlixelのインストールをします。
haxelib install flixel
Doneが出てインストールできたら関連ツールをインストールします。
haxelib install flixel-tools
Doneが出たらセットアップします。
haxelib run flixel-tools setup
flixelコマンドを登録していいかどうかを聞かれます。
Do you want to setup the flixel command Alias? [y/n] ?
問題ないので y をタイプして登録します。
デモとテンプレートをダウンロードするかどうか聞かれます。
Would you now like this tool to download the flixel-demos and flixel-templates? [y/n] ?
これも y をタイプしてダウンロードします。
テンプレート作成時のauthor(作成者)を聞かれます。
Just hit enter to not use an author name.
自分の名前を入力してEnterキーを押します。
最後にテンプレートで作成するIDEの種別を指定します。
[0] Sublime Text [1] Flash Develop [2] Intellij Idea [3] None Choose your default IDE.
Windowsの場合は、FlashDevelop がクセがなく使いやすいかもしれません。もしFlashDevelopを使用する場合は、1をタイプしてEnterで決定します。
1を選ぶと、テンプレート作成時に自動でFlash Developを起動するかどうか聞かれます。
Do you want to automatically open the created templates and demos with Flash Develop? [y/n] ?
これは n を選択して、起動しないほうがいいかもしれません。
なお、テンプレートの設定は、セットアップを再実行
haxelib run flixel-tools setup
で変更することができます。
インストールしたツールの確認
haxelib list するとだいだいこんなツールがインストールされているはずです。
>haxelib list actuate: [1.7.5] flixel-addons: [1.1.0] flixel-demos: [1.1.1] flixel-templates: [1.0.2] flixel-tools: [1.0.2] flixel-ui: [1.0.2] flixel: [3.3.4] hxcpp: [3.1.39] lime-tools: [1.5.6] lime: [1.0.0] openfl-samples: [1.3.0] openfl: [2.0.0] swf: [1.5.2]
テンプレートを作成
インストール完了の確認のためにテンプレートを作成します。
flixel tpl -n "Test"
このコマンドを入力すると、現在のフォルダに"Test"というテンプレートプロジェクトを作成します。 (デスクトップなどの作業フォルダで実行したほうがいいかもしれません)
ビルド・実行
Testフォルダに移動して、limeコマンドでビルド・実行をします。
cd Test lime test neko
(最後のnekoというのはNekoVMという環境で実行するためのオプションです。例えば「lime test flash」を実行するとFlash(*.swf)をビルド・実行します。なおFlashの実行には「*.swf」を実行できる環境が必要です)
これでHaxeFlixelのテンプレートプロジェクトを実行できます。 (ロゴが出て後は何も表示されません)
以上で、インストール手順の紹介は終わりとなります。
ライブラリのアップグレード
最新のライブラリにアップグレードしたい場合には、
haxlib upgrade
と入力します。すると、ローカルよりも最新のライブラリが存在すれば自動で更新してくれます。
次なるステップは?
これでプログラム環境はできたので、作り始めてもいいと思います。 その場合は、以下のチュートリアルページが参考になるかもしれません。
もっと環境を整備したい人のために、Intellij IDEAに関する情報を以下のページにまとめています。
(Windows環境の場合は、FlashDevelopがおすすめです)