Intellij IDEA vs FlashDevelop
Intellij IDEA vs FlashDevelop
HaxeFlixel(Haxe+OpenFL)開発環境における、Intellij IDEA と FlashDevelopのメリット・デメリットを比較してみました。
環境 | メリット | デメリット |
FlashDevelop | ・C#.NETで作られているため軽快に動作する ・無料でステップ実行ができる ・HaxeFlixel公式ではFlashDevelopを推奨している ・関数コメントの挿入が賢い ・実行ターゲットの変更が簡単に行える | ・Windowsでしか動作しない ・補完の効きが若干弱い |
Intellij IDEA | ・Windows / Mac / Linuxで動作する ・補完が強力に動作する ・リファクタリング機能が強力 ・Vimプラグインがある ・Ctrl(Cmd)+クリックで定義ジャンプできる ・Git / GitHub連携ができる | ・FlashDevelopと比べると動作が重たい ・デバッガ(ステップ実行)を使うには有料版($199)を購入する必要がある ・コンパイルエラーのメッセージが確認しづらい |
個人的な感想
若干の違いはありますが、以下の機能はどちらも使えるので、テキストエディタで頑張るよりも効率よく開発できます。
- リファクタリング
- 定義ジャンプ
- キーワードの補完
FlashDevelopでのサクサク動作やステップ実行も魅力なのですが、Mac環境で開発したいこともありIntellij IDEAを選んでいます。個人的にステップ実行機能が有料であること以外は、両者に大きな違いはないかなと思います
補足
FlashDevelop:実行ターゲットの変更がやりやすい
FlashDevelopだとメニューからすぐに変更できます。しかしIntellij IDEAだとプロジェクトを右クリック→Open Module Settings →Targetというように深い階層になってしまっています
Intellij IDEA:ビルドエラーが分かりにくい
FlashDevelopだとこんな風にエラーが表示されて分かりやすいです。
しかしIntellij IDEAだと、ビルドオプションに「-verbose」がついているためエラーログが長く、出力ウィンドウを下の方へスクロールしないとエラー内容が分からないです。
どうにも不便だったのですが、「File Watcher」というプラグインで保存のたびに自動ビルドしてエラーメッセージを表示するようにしてからは快適になりました。多少の不便はプラグインで何とかなってしまうのがIntellij IDEAの魅力と言えるかもしれません。