Upgrade-4-0-0
Ver.3 から Ver.4 への移行ガイド
概要
HaxeFlixelは Ver.4 でAPIが一部変わりました。Ver.4での目玉となる機能は以下のものです
- APIの改善
- 描画システムのリファクタリング
- ゲームパッドAPIをかなり改善
- HTML5対応
- OpenFLの最新バージョンへの適合
- デバッガコンソールでの補完機能 (※hscriptのインストールが必要)
- 新しいデモを20個追加
詳しくは「HaxeFlixel 4.0.0」のページで確認できます。
このページでは Ver.3 から Ver.4 へ移行するポイントをまとめています。 なお、より詳しい移行ガイドはUpgrade Guide 4.0.0から見れます
FlxBasic.update() の引数追加
FlxBasic.update() の引数に、前フレームからの経過時間(elapsed)が追加されました。これにより FlxBasic を継承している(overrideしている)部分をすべて修正する必要があります
override public function update(elapsed:Float):Void { super.update(elapsed); }
FlxRandom
乱数を取得する FlxRandom は、flixel.math.FlxRandom に移動しました。また、乱数を取得する場合には FlxG 経由で行う用になっており、関数名も一部変更されています
// 範囲を指定して乱数を取得する var f = FlxG.random.float(0, 100); // 0.0~100.0の範囲で乱数を取得する (以前は FlxRandom.floatRanged) var i = FlxG.random.int(0, 255); // 0~255の範囲で乱数を取得する(以前は FlxRandom.intRanged)
FlxColor
色定数の一部(CHARCOALなど)が削除されています
FlxText
テキストのアウトラインを有効にする定数が、FlxTextBorderStyle に移行しています。
var txt:FlxText; //txt.setFormat(null, 24, FlxColor.WHITE, "center", FlxText.BORDER_OUTLINE, FlxColor.BLACK); txt.setFormat(null, 24, FlxColor.WHITE, "center", FlxTextBorderStyle.OUTLINE, FlxColor.BLACK);
FlxTimer
コンストラクタに引数を渡すことができなくなっています
//new FlxTimer(3, function(timer:FlxTimer) { new FlxTimer().start(3, function(timer:FlxTimer) { // 3秒後にコールバックする何かの処理 });
FlxAngle
flixel.util.FlxAngle から flixel.math.FlxAngle に移動しています
FlxTypedGroup
flixel.group.FlxGroup パッケージに移動しています。そのため、import文を
// Ver. 3.x.x import flixel.group.FlxTypedGroup;
から
// Ver. 4.x.x import flixel.group.FlxGroup.FlxTypedGroup;
に書き換える必要があります